ChatGPT Team Planの課金システムの話

ChatGPT Team Planの支払プランは2通り。

  • Frexible : 月額払いプラン。$30/m
  • Annual : 年額払いプラン。 $25/m

OpenAIでは支払方法がクレジットカード決済しかありません。月額払いプランの場合、3月分の支払が4月になります。
単年度決算上の経費で運用する場合はこの年額払いプランが使いやすいです。

この上で使用する前に気になっていた点をいろいろと試したので、残しておこうと思います。

月額払いプランの決済時期は?

月額払いプランにかかわらずサブスクを有効にした (カードで支払った) ときから、購入した期間が有効期間になります。
単純に言うと、1月10日に契約すると、2月9日までが有効期間になります。

契約は自動更新されるのか

自動更新されます。その前に解約すれば良いです。

有効期間中に解約するとどうなるのか。

有効期間中は使用できます。

2 シートから契約できるが契約するとどうなるのか。

Teamは2シート (2名)分から契約可能です。1人分という契約ができません。誰か知り合いを誘いましょう。
契約すると2名が使用できる「ワークスペース」が作成されます。
2シートのうち1名分は支払者が使用するため、ほか1名が追加で使用できる状態です。
残ったシートにはメールで誰かを招待することができます。

支払は誰がするのか。

ワークスペースを作成した契約者 (オーナー) が全員分支払をします。

招待された人はどのような手続きで利用可能になるのか。

招待メールに登録可能なリンクがあり、そこから手続きができます。
必要な情報は使用者のメールぐらいです。
Plusを利用するときのように、電話番号やクレジットカード情報は必要ありません。

シート数以上を招待したら何が起こるのか。

有効期間中にシート数を超える招待を行うと以下のようになります。

  1. シート数を超えて追加で加入した人が使用した日数の日割りでその追加された人分の月の料金が決められます。
  2. 追加料金は参入した日の次の支払日に加算されます。
  3. 次の支払日に追加された人が使っていると、その分ワークスペースのシート数が引き上げられます。途中で使用者から削除されていた場合はその使用した日数に応じた追加料金のみが加算され、ワークスペースのシート数は変わりません。

ワークスペースの中で他人のChat内容が見られるか

同じワークスペースでも基本的には見えません。共有することはできます。

ワークスペース内のユーザー管理はどのようになっているか。

ユーザーロールは以下の3つです。

  • オーナー : ワークスペースのオーナーでフル権限があります。
  • アドミン : オーナーに準ずる権限があります。支払関連のみ操作ができません。
  • メンバー : 他のユーザーロールの変更を行ったり、支払関連の操作などができません。(ただし招待はできる)

※ 現時点でも分からないのは「他のユーザーをオーナーにすると何が起こるのか」

途中で月額払いプランを年額払いプランに変更できるか。

多分支払日を境に可能だと思います。やったことないです。

以上です。とりあえずFrexible Planで契約して、すぐにキャンセルをすることで自動更新されずに1ヶ月だけ使用できます。ただし途中でシート数以上の招待を行うとその支払は次月になるので注意してください。

VBAでファイルを開くようなEXCELのファイルをOneDriveのフォルダに置いたとき

  • OneDriveの設定メニューに「ファイルのコラボレーション」がない

その場合、

キー:HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\OneDrive
名前:EnableAllOcsiClients
DWORD値:0

でThisWorkBook.Pathがローカルパスになる。
(ない場合は作れば良い)

ただし、オンラインバージョン履歴管理機能はOfficeソフトからは使えない。
でもOneDriveにあるからいらん。

Tikzで斜交座標のグラフを書く

Tikzとか余り使ったことがないので拙いコードですが、
こういうのが意外とWeb上になかったので載っけます。
特に座標の型と数値型の取り扱いにハマりました。
例えば、ベクトルvのスカラーk倍なんてのはCalcライブラリで

\pgfmathtruncate{\k}{5};
\coordinate (v) at (2,3);
\node at ($k*v$){$k*v$};

なんてできるんですけど、
coordinateされたvから座標を取り出した値は「2.pt」のように単位がついて普通の数値としての計算がしにくくなります。
たとえば以下のコードはコンパイルが通りません。

\pgfmathtruncate{\k}{5};
\coordinate (v) at (2,3);
\path let \p1=(v) in node at ($\x1*v$){$k*v$}; %\x1は\p1のx座標。ただし、\x1が純粋な数値でないので掛け算できません。

座標型から元の数値型のデータが取り出せたら苦労しないんですが、
どうやら方法が見当たらないんです。

そんなこんなで以下のコードのようになりました。
コンパイルはTexLive2022のLualatexでやりました。

左下からの原点の位置 \ox, \oy でグラフ内の原点の位置が決まります。
基底ベクトル e1, e2 で斜交座標の形が決まります。
そして、グラフの幅 \gx、グラフの高さ \gy でグラフのサイズが決まります。

使う場合はこのあたりを変更すれば良いです。

別のベクトルを追加する場合は、

\draw[->] (O) -- ++($2*(e1)+3*(e2)$);

のように、原点からの基底ベクトルを使った合成で座標を決めると綺麗だと思いますん。

\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{tikz}
\begin{document}
    \begin{tikzpicture}[scale=0.7]

        \coordinate (OO) at (0,0);

        %Origin Point coordinate
        \pgfmathtruncatemacro{\ox}{1}; % x
        \pgfmathtruncatemacro{\oy}{1}; % y

        %Basis Vectors
        \coordinate (e1) at (1,1); % x direction
        \coordinate (e2) at (0,1); % y direction

        %Graph size
        \pgfmathtruncatemacro{\gx}{5}; %width
        \pgfmathtruncatemacro{\gy}{5}; %hight

        %main
        %%Draw origin point label
        \path
            let \p1=(e1) in
            coordinate (e1o) at ($(\ox*\x1, \ox*\y1)$);
        \path
            let \p1=(e2) in
            coordinate (e2o) at ($(\oy*\x1, \oy*\y1)$);
        \path coordinate (O) at ($(e1o)+(e2o)$);
        \node at ($(OO)+0.5*(O)$) {$O$};

        %Draw grid
        \path
        let \p1 = ($(e1)$) in
        coordinate (e1e) at ($\gx*(\p1)$);

        \path
        let \p1 = ($(e2)$) in
        coordinate (e2e) at ($\gx*(\p1)$);

        %%v line
        \foreach \i in {0,...,\gx}{
            \draw[gray!40]
                let
                    \p1 = (e2)
                in
                    ($(OO) + (\i*\x1,\i*\y1)$) -- ++($(e1e)$);
        };

        %%h line
        \foreach \i in {0,...,\gy}{
            \draw[gray!40]
                let
                    \p1=(e1)
                in
                    ($(OO) + (\i*\x1,\i*\y1)$) -- ++($(e2e)$);
        };

        %Draw axis
        \draw[->,thick]  ($(OO) + (e2o)$) -- ++($(e1e)$);

        \draw[->, thick] ($(OO) + (e1o)$) -- ++($(e2e)$);

        %added vector
        \draw[->] (O) -- ++($2*(e1)+3*(e2)$)node[right]{$v$};
    \end{tikzpicture}
\end{document}
e1=(1,1), e2=(0,2) の斜交座標

修理用電子部品通販 Witrigs での購入と不良品

Witrigsとは

Witrigsは修理用の電子部品を取り扱う中国の通販サイトです。

Witrigsでの購入

今回はPixel3用のディスプレイパーツを購入しました。
購入方法は、Webサイトから購入します。
支払いについては、中国サイトにクレジットカードを入力するのは怖かったので、Paypalを利用しました。
なお、購入にあたってWitrigsにユーザー登録はしませんでした。
しかし、その後にアカウントがないことで色々と面倒が発生したので、
アカウントを作成して購入したほうがいいと思います。

購入後に送られてくるメールとして、

  • Paypalからの支払い領収書
  • Witrigsから購入明
  • Witrigsから注文処理明細

の3つが大事なメールです。
特にWitrigsからの注文処理明細には、役に立たない商品追跡番号と、
「注文番号」が書かれています。
なお、これらWitrigsからのメールは高確率で「迷惑メール」として分類されます。
注意してください。

Paypalとは

Paypal社 (米) が行っている支払い仲介サービスです。
仕組みは、消費者→Paypalに支払い、Paypal→業者に支払い、というものです。

物品の到着まで

到着まで約1ヶ月かかりました。
コロナの影響でコンテナ船や物流が逼迫していることが原因だそうです。

物品の保証期間

Witrigsで購入した製品には保証がついています。
どの時点からかは不明ですが、通常だと60日が保証期間だそうです。
今はコロナの影響で配送が遅れているので、保証期間が90日となっています。
(保証は発送から計算かな?)
なおこの情報はWitrigsの英語サイトにしか記述されていません。

物品が届いてから動作確認まで

今回物品が届いてしばらくしてからテストを行いました。
なかなか時間が取れなかったのもあり、物品到着から3週間ぐらい経っていました。
品物には「Witrigs Certifyシール」がはられているので、
剥がさないように動作チェックをしましょう。
今回のパーツを動作チェックしたところ、タッチパネルが操作できない不良品でした。
うあー。

物品について

到着したディスプレイパーツを見ていると、刻印に「LG 2018年製造」とありました。
おそらく発売当時に作られた「余剰品」と検品で不適になった「初期不良品」が混ぜられて、
市場に流通しているものと考えられます。
届いた製品には一応「Witrigs Full Check」とか書かれたシールが貼っていましたが、
おそらくチェックなどされていません。

返品などの交渉

Witrigsでの返品や交換はすべて「公式サイトに書かれているサポート用メールアドレス」にメールを送って対処されます。
公式サイトに問い合わせフォームなどはありません。メールです。
(今探してみたら 「https://www.witrigs.com/awrma/guest_rma/index Request RMA 」という返品/交換 希望フォームがありました。
公式サイトからどうやればここにたどり着けるのかは不明です。)
問い合わせメールアドレスは国別に用意されていて、日本語サイトにかかれているサポートメールアドレスには
日本語で書いても大丈夫です。

メールには以下の内容を書きます。

  1. 注文番号
  2. 発注者名
  3. 発注内容
  4. 症状
  5. 交換/返品 の希望
  6. Witrigsの箱の写真
  7. 不良商品の写真
  8. **** 動作不良証拠となる動画 ****

この「動作不良証拠動画」がなかなかに面倒です。
まず現代のスマートフォンなどで撮った場合、簡単に数百MBを超える動画となってしまいます。
そんなものメールで送れないので、圧縮するなり、クラウドサービスを使うなりして送る必要があります。

そうしてメールを送っても1週間は返事が来ません。
また、返事のメールも高確率で迷惑メールに分類されます。
今回私はgmailでやり取りしたのですが、
実は中国の検閲でGmailからのメールが届かない可能性があります。
私は届きましたが、返事が来るまで不安でした。
ですので、中国の検閲に引っかからないメールアドレスで購入し、その後のやり取りにつかったほうが良いと思います。

今回メールを出して1,2週間経っても返事がなかったので、英語サイトのサポートメールアドレスにもメールを出しました。
こちらは2,3日で返事が来ました。
しかし内容はさすが海外対応という感じで、内容はフランクで「もういっぺん試して動画送って」という内容でした。
「もう4回も試したんだが」と言っても聞く耳持ちません。
そうして英語サイトサポートメールアドレスとキレ気味にやり取りしていたところ、
日本語サイトサポートメールアドレスから返事がありました。
こちらとのやり取りはスムーズで、ことが滞りなく進みました。

このようなやり取りの後、Witrigsが不良品と認めた場合、
RMA Ticket」が発行され、そのメールが送られてきます。
メールに貼り付けられているURLに行くと、
自分の購入したものが何で、それが返品・交換どの状態にあるのかを確認できます。

このとき私は「返品」を希望していたのですが、「Status: 交換」になっていました。
もう返金してもらって、そのお金でifixitから書い直すつもりでした。
そこでサポートメールアドレスに問い合わせたら、
「もう発送しているので待ってくれ」
とのこと。どうやら金は返したくないらしい。
しょうがないので、もうお金は返ってこない、品物も来ないつもりで諦めました。

その後

上記のやり取りの1ヶ月後、なんと交換品が届きました。
動作チェックをするときちんと動くものが送られてきていました。
まあ、良しとしましょう。
無事パーツを交換し、私のPixel3は元通りきれいなものになりました。
おおよそかかった金額は、9,000円 でした。

交換品について

交換品の印刷をみると、初期に到着した不良品と同様に、LGの2018年製造品のようでした。
1つ異なる点が、「検品 2022.3」というスタンプが押されていました。
おそらく交換対応に合わせて検品し、発送したのでしょう。
初めからやれと。このへんが中国クオリティだなぁと。

まとめ

Witrigsは中国サービスの中ではまだましな方だと思います。
返品の手続きやら、反応の遅さやら、色々と不安はあります。
今回このような対応をやろうと思ったのは、Witrigs公式のコミュニティサイトの書き込みに
「不良品で問い合わせてもなんの返事もない、僕の金は消えてしまったよ」
と海外の人が書き込んでいたものに、
「すいません。対応します。注文番号を教えてください」
とWitrigsから返信がついていたことです。一応対応するつもりあるんだと。
ただまあ最初からちゃんとした製品を送れと。

こういったことのやり取りや、配送状況の追跡などが面倒なことになった理由の1つに、
私が購入時にアカウントを作成しなかったことがあります。
ですので、こういった場合ゲスト購入はしないほうがいいなと思いました。
合わせて、Googleなどの中国の検閲に引っかかるサービスを使用せず、
別のメールを使用したほうがいいなとも。

何はともあれ、完動品を入手することができました。
トータルで4ヶ月かかったりと大変ではありましたが、
業者に頼むと35,000円以上かかるところ、9,000円で修理することができました。

なにかの参考になれば。

化学的家系ラーメン

化学的に家系ラーメンを自作合成することに成功した。
以下はそのレシピ。

材料
スープ

  • YUKI食品 白湯豚骨スープの素 大さじ1
  • YUKI食品 鶏ガラスープの素 大さじ1/2
  • 理研 素材力だしこんぶだし 小さじ1
  • 森永製菓 森永クックゼラチン 小さじ2
  • マギー アレルギー特定原材料等27品目不使用無添加ブイヨン 小さじ1
  • ガーリックパウダー 小さじ1
  • 味の素 小さじ1
  • 水 300ml

カエシ

  • 醤油 大さじ1
  • みりん 大さじ3
  • 酒 大さじ2
  • 砂糖 小さじ1

トッピング

  • 冷凍ほうれん草
  • 総菜コーナーの煮豚
  • 焼き海苔
  • 鶏油 小さじ2
  • ネギ

  • スーパーにある適当な生麺

作り方

  1. カエシは材料を混ぜて煮詰めておく。大さじ1ぐらいになるまで。
  2. ゼラチン以外のスープの材料を全部混ぜて沸騰させる。沸騰したら、リードキッチンペーパーで一度濾す。これでかなり粉っぽさがなくなる。そして多少冷えたらゼラチンを入れる。
  3. 後は、麺を茹でて、スープにカエシを入れて、トッピングを乗せれば完成。
  4. 鶏油がなければ、雪印のラードでOK

これでほぼ「混ぜるだけ」なのに「家系ラーメン」が作れてしまう。

説明

  1. 家系スープは、豚骨・鶏ガラ・昆布・タマネギがベース
  2. 豚骨・鶏ガラはそれぞれの素でOK
  3. 昆布は昆布出汁の素でOK
  4. 若干のとろみとゼラチン質のうま味をゼラチンでカバー
  5. アレルギー対応マギーコンソメはほぼタマネギしか使っていないので、これでタマネギ感を補給

課題

  1. あの白濁感をどうするか

あの白濁は、乳化だ。でやっぱり似たようなことをやってる人が居た。ラードと水そしてゼラチンを撹拌しながら煮る。今度やってみよう。