BINARY DOMAIN レビュー

BINARY DOMAIN 点数 7


タイトル BINARY DOMAIN バイナリードメイン
ハード PS3&Xbox360
発売日 2012年2月16日
価格 8,390円
ジャンル ドラマティックアクション
プレイ人数 1人(オンライン時10人)
CERO年齢区分 D
販売 セガ
プレイハード

PS3

ゲームシステム

このバイナリードメインは「ボイスコマンド機能」を売りとされてます。初回版では、ヘッドセットがセットになって販売されていて、それをPS3等につなげて、味方に声で応答・指令することができます。ゲームそのものは近未来SFのTPSです。フィールドはさほど広くはなく、基本的には一本道です。RPGのようなキャラクターの成長要素もあります。それはユニーク武器を改造することで、射撃精度や威力を上げたり、途中で拾ったり購入したりして入手する「スキル」をキャラクターに設定することで強化できたりします。概ね、「レールプレイなTPSでRPGっぽい」と考えれば良いかと。

グラフィックス

かなりがんばっていると思います。TPSの雰囲気を損なうようなグラフィックではありません。フレームレートは高くは無いですが低くも無いと言った感じです。多分20〜30fpsぐらいでしょうか?ティアリングも気にはなりませんでした。PVにもあった広い場所での巨大ロボとの戦闘は迫力あります。

サウンド

SEは普通かな?。音楽も耳に残るようなものはありません。基本的にはNo Musicです。

ストーリー

ストーリーは、まあ良くあるといったら良くあるものではありますが、なかなかニヒルな感じで楽しめます。個人的にはかなり面白かったです。この辺さすが、「龍が如くチーム」と言ったことでしょうか。

総評

まず、売りとしていたボイスコマンド機能についてです。はっきりいって、「終わってます」。特定のシーンで特定の「言葉」を「はっきりと」発しないとほとんど「認識してくれません」。なので戦闘中、「ああ、危ないな、味方を退かせるか」と思って「退避」とか言っても駄目です。「後退」とかもだめ。「逃げろ」と言わなければ味方は逃げてくれません。おまけに「逃げろ」といっても、必ずしも「逃げろ」と認識されません。通常時咳き込んだだけで「あほ?」とか認識されたりもします。このように、ボイスコマンド機能は終わっているので『OFF』にしてPlayすることをお勧めします。OFFにしても、必要なコマンドは十字キーで出せたりします。

悪い点は以上です。TPSとしては良くできていてプレイしていて楽しいです。ただ問題は、買うまでキャラクターの個性、つまり魅力が無いことでしょうか。ストーリーを進めていくと主人公やらのキャラクターは結構立ってて、わりとストーリーに引き込まれます。しかしパッケージからはそれは分からない。

なので、本作はボイスコマンド機能をOFFにすれば、買って損はない、むしろ楽しいゲームだと思います。