Dragon's Dogma ドラゴンズドグマ 総合: 8 他人お勧め度: 6.5

ジャンル オープンワールドアクション
対応機種 PlayStation3 Xbox360
開発元 CAPCOM
発売元 CAPCOM
プレイ人数 1人
発売日 2012年5月24日
価格 7,990円
対象年齢 CERO : D
プレイハード

PS3

ゲームシステム

ジャンルが「オープンフィールドアクション」の名の通り、シームレスなフィールドを舞台に、ストーリーが進むスタイルのアクションRPGです。フォトリアル系のモンスターハンターと言えるでしょう。

戦闘は、アクションという通り、アクションで行われます。攻撃には、大・小攻撃があり、それに加え複数のスキルを任意に発動できます。例えば、「百烈切り」というようにです。成長要素は基本レベル制です。レベルが上がると共に、パラメータが上がる仕組みです。ジョブは大まかに、魔法・弓・剣・両手剣、という分類ができるかと思います。変わり種としては、ミスティックアーチャーという魔法と弓の混成職と言ったような混成職も複数存在します。
また、少し変わった要素として、大きいモンスターには掴んでよじ登ることができます。これによって、敵の弱点に対して密着することができます。
このように、ジョブを選択し、敵をたたいて、サブクエスト、メインクエストなどをこなしながらレベルを上げてストーリーを進める、というシステムです。
なお特筆すべきは、ポーンシステムかと思います。このゲームは「ポーン」と呼ばれるNPCを一人必ず同行します。合わせて、最大2人までさらにポーンを雇うことができます。この雇うポーン、PSNに接続してプレイしている場合、「他の人が作ったポーン」なのです。なので、自分のポーン、他人のポーン、それらがネットワーク上でやりとりがされ、SNSのような要素があります。

グラフィックス

かなり良いです。ただ、シームレスでありながら、フィールドの広さはさほどでもありません。

サウンド&ミュージック

BGMは良いです。ただ、OPに関しては、そのピアノフレーズは良いのですが、B'zが歌い出すと台無しですね。全体をクラシックでまとめて欲しかった。ゲーム中は良いですよ。

ストーリー

良く言われることなのですが、何というか、「分かりづらい」これでしょう。また主幹ストーリーの重要部分が、マルチエンディングの要素であるのもいただけません(本筋のストーリーで、マルチエンディングを見ないと分からない要素がある)。エンディングのイベントとオープニングのイベント以外、全部「おまけ」なのもいただけないです。つまりマルチエンディング全てとオープニング、これだけが本作の主要ストーリーと言えるのですが、ただ、それを知れば面白いと感じられます。なので一概に「つまらない」とも言えません。

総評

いろいろと悪い点を上げてしまったのですが、結構面白いです。フィールドは広く無いのですが、それなりにダンジョンもあります。またファストトラベルが基本できないのですが、走ってそれなりに移動できる広さです。この辺、痛し痒しで、中途半端というような気もします。
ストーリーも前述の通り、知れば面白いのですが、完全に知ることがなければ微妙という何ともグレー。
戦闘は工夫する必要が無く(アクション苦手な人には良い)、レベル制なので、レベルが上がれば無双状態です。とはいえ、初期は楽しめます。

というように何とも、システムやら、音楽、については判断着きにくい、という内容なのです。しかし、

「ぼーっと、アクションRPGをやりたい」

という欲求には最適だと思います。Fallout3は「放浪感」ですが、これは「旅行感」といった感じです。何とも言い難い、そんなオープンフィールドアクションRPGだと思いました。

他人お勧め度

フォトリアル系に違和感がさほど無ければ、入りやすさ、プレイ難易度、などから、人にはお勧めできます。特に、RPG好きな人にはそこそこお勧めできると思います。